qsokuの日記

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整体と密教の共通項

先日、真言密教の住職さんの施術をしたときの会話で、今まで学んだあらゆる点が繋がりハッキリとしました。そのうちのひとつのお話です。

 

整体をしながら体に向き合っていると、体に起きる問題と心との関係に気付きます。

感情と各臓器の関係性は東洋医学の経絡や気、陰陽五行を調べればわかります。

整体でそれを活かすにはどうすればいいか?

その答えを得るべく、私の体を整体にしたときの心の状態を観察しながら、感情が起こったときの体の変化に注目しています。

 

心が動くと、必ず体に反応が生まれます。

また、体を動かせば心にも影響します。

 

より簡単に、より良く生きるのは、整った体で正体になっている状態で生きることがコツです。それがとても効果的で有効です。

正しい体になっていると気分がよくなるためです。あらゆる判断がより良く生きるための判断に自然となっていきます。

 

密教には手の形を色々と変える「印」というのがあります。

この印をよく観察すると、経絡の気の流れを整える形だとわかります。

 

体の軸を整いやすくなり、無駄な緊張が抜けやすくなります。

 

無駄な緊張が抜けた、軸の正しくなった体は正に整体の理想の姿「正体(せいたい)」です。

 

ご本尊の大日如来のお姿は肩の力が抜けて腹も緊張せず、しかし体の軸が通りしっかりと安定しています。

衆生を導く存在のお姿がこのような形で表されているのには理由があるようです。

施術するとき、私の体の状態が大日如来の様に力が抜けて正しく軸が通り安定していると施術効果が高くなります。

 

真言密教はお釈迦様の開いた仏教とは少し違います。

現世利益の実践法方が伝えられているとも聞きます。

 

より良く生きるための実践法方が細かく伝えられているようです。

 

お釈迦様の教えは、心の法灯を灯して物事に執着せずに中道を歩むことが大切ということが中心におかれています。

 

真言宗では、心と真言と印を駆使して即身成仏を目指します。

この体を持ったまま悟り生きることを目指します。それは最高の現世利益です。

 

真言と印を通じての修行は、心と技術(生き方)と体を統一して人生に負けない在り方を体得するのに効率の良い方法だと思いました。

 

武道の心技体

と通ずるものを感じます。

 

心と真言と印

 

心技体

 

整体の

心と技術と体

 

見る角度が違うだけで真髄は同じものだと気づきました。

 

正しい心の在り方、正しい技術の使い方、正しい体の姿勢。

この三つが揃うと、体も心も楽になりより良い人生が過ごせます。

 

より良い結果に繋がります。

 

あらゆる教えにの共通項に真実が見えます。