ストレッチは体を壊すのか?体を直すのか?
私の経験上、ストレッチは体に良いと感じています。しかし、全ての人に有効ではないとも感じています。
自分が腰痛になったときはストレッチをすると改善します。
しかし、ストレッチをして体を壊す人がいるのも事実です。
どういうことなんだろう?を説明したいと思います。
ある論文で「血管が硬くなると血管を守るために防衛の反応が出て筋肉が硬くなる」という内容の研究結果が紹介されていました。
では、血管が硬くなるのはどんな原因が考えられるか?
人の体を作るのは食事ですから、食事は大きく関係します。
また、体は必要な機能は残しますが使わないところは機能が低下します。
つまり、動かさない体は動かなくなりますので運動量が減ることも血管が硬くなることに関係すると考えられます。
体内の一酸化窒素が血管を柔らかくして、一酸化窒素は運動により発生するようです。
筋肉が柔らかくなる本当のポイントは、血管を柔らかくすることだと言えます。
ストレッチだけでは体は柔らかくならないと考えた方が安全です。
血管を柔らかくするのは食事と運動です。
振り替えると、私がストレッチを始めたのは筋トレを始めたときでした。
筋トレで息が上がるほど運動した後に、ストレッチをしていました。
この組み合わせと順番が大切なようです。
私が腰痛になったとき、ストレッチで改善しますが、これは筋肉が硬くなったためであって、この場合の筋肉の硬さは血管が硬いことが原因ではない筋肉の硬さです。
急に重いものを持ったりしたために、筋肉に縮もうとする信号が残っているような状態です。
血管の柔らかさに対して、筋肉が硬い場合に限り、筋肉をストレッチすると調子はよくなる。ということになります。
だから、運動もしないでストレッチするのは止めましょう。
ストレッチは意味がないという研究結果もあるようですが、私の経験上、筋トレの後はストレッチはマストです。
筋肉に縮む信号が残っていると、力を抜いているつもりでも力が入りっぱなしになっています。
筋トレの後でも筋肉がゆるゆるに緩んでいればストレッチは必要ありませんが、筋トレの後に筋肉が硬くなっていればストレッチは必要だと思います。
では、何を基準にストレッチすればいいか?
ウォーミングアップ後の体の状態です。
ここで、注意をひとつ。体を壊さない運動の順番があります。
ウォーミングアップ、筋トレ(若しくは競技とか)、ストレッチです。
そして、ウォーミングアップは上手くすればそれだけで体調維持できる運動になります。
例えば、スワイショウなどの運動はそれだけで充分健康維持、体調維持に期待が持てます。筋トレではないのでストレッチも必要ありません。
スワイショウ後の体の硬さ、柔らかさを基準にして、
筋トレ後にもし硬くなっていたらストレッチするのがいいと思います。
わからないうちは、
スワイショウ(ウォーミングアップ)、筋トレ(競技とか)、スワイショウ(筋肉の硬さの確認)、ストレッチ(硬いところがあれば)
という順番で行うのがわかりやすいでしょう。
ストレッチが体にいいとか悪いとかの表現は、血管の硬さ柔らかさを基準にして語られているかで変わるということです。
体の調子が良いのは、血管の硬さ柔らかさと筋肉の硬さ柔らかさが一致していてバランスがいい状態と言えます。