qsokuの日記

役立ちそうなこと、楽しいこと、気になったこととか書いてます。

膝痛。変形性膝関節症の診断とそりゃないよっていう理由。

こんばんは。

 

私、体を楽にする整体をやっています。

 

動かすと痛かったのに、体を整えると痛みが消えてしまうことってよくあります。

 

ある日のこと、膝の手術を勧められている人から施術の依頼がありました。

肩と腰が辛いから楽にしてくださいとのことですが、膝のことも教えてくれました。

 

あらら。かわいそうに。

「それで、手術はすると決めたんですか?」と訊ねると、

「手術は嫌なんです。やっぱり怖いし。」と。そうですよね。。

「では、なんて診断されました?」

「変形性のなんとかって。膝が曲がっちゃってるみたいなの。

それに、膝の筋が切れかかっているみたいで、このまま無理すると切れてしまうから、

なるべく膝を使わずに安静にしていなさいと言われました。」

「そりゃ大変なことになってますね。で、どんな治療を受けてますか?」

ヒアルロン酸の注射をうってもらいますが、痛みがもどっちゃって。

何週間かしか、もたないの。」

勿論、私はお医者さんじゃないので膝の治療はできません。

けど、全身を整える上で、膝の様子もみさせてもらいました。

痛い左膝は直角に曲げると痛み、しっかり伸ばせない状態です。

「水が溜まってますね。変形性膝関節症といわれました?」

「そうそう、それです。なんか、歳のせいみたいです。」

「え??」

「変形性のなんとかって、歳のせいって整形の先生が言ってました。」

「・・・・痛いのって左膝だけですよね?」

「はい。右膝は全く問題ないです。」

整形の先生がいろいろな可能性を考えて一番伝わりやすい表現で原因を説明したのか、

ただ、手術を受ける決断をしてもらいたくてそう言ったのかはわかりませんが、

この質問をせずにはいられませんでした。

 

「右膝も同い年ですよね?」

 

そして、期待通りの答えが返ってきます。

「おかしい~何言ってんの?そうに決まっているじゃない。」

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「ですよね~。では、なんで右膝は痛くないのでしょう?

「あら?」

僕には2つの疑問がありました。

まず、膝の痛みが歳のせいなら、右膝も同じように痛くなっているはずでは?

そして、本当に、変形性膝関節症という状態が痛みを出しているのか?

と、いうことです。

 

「施術しましょうか。楽にしたいのは肩と腰ですね。」

 

私は、こんな会話を仕事柄よくするのですが最近まで気づきませんでした。

一部の先生に見られることですが、

患者さんの痛みを無くすためを中心において治療をしていないのです。

(そういうものなのか??)

変形性膝関節症の治療をしているのです。

 

患者さんは変形性膝関節症を治したいわけでは無いんです。

膝の痛みを無くしてほしいのです。

 

そもそも、治療とは痛みを取り除けばいいってものでもないのでしょうけど、

患者さんの気持ちを置いてきぼりにして

 

変形性膝関節症=膝の痛み

 

って決めつけてないですか?と。もうそろそろ、

手術するべきパターンと、そうではないパターンを見分けてくれてもいいじゃない?

と思います。 

ヒアルロン注射にしてもそうです。とりあえずうてば楽になると注射してるのでは?

上手くなるほど練習の場も与えられてこなかったでしょうに。

ある先生から聞いた話です。

日本に数名しかいないと言われるくらい、

ヒアルロン酸の注射をうつのは難しいというのです。

正確な場所にうたないと、水が溜まります。

異物が入ってきた反応です。

勿論、膝の調子が悪くても水は溜まりますから、ちゃんとうてているかどうかは判断が難しいのでしょうが。

 

それは私が考えても仕方のないことです。

今、目の前にいる人のために。私の全ての技術を捧げるだけです。

 

足首、股関節周りを調整し、太ももの筋肉の異常に硬くなっている部分を緩め、

体の重心線を中心に合わせていきました。腰も肩も楽になりました。

そして、浮腫んでいた膝がすっきりしていていて膝の痛みもほぼ無くなっていました。

 

施術の後、体が軽くなったのを確認するため階段の上り下りをしてもらいました。

全く痛みが無い。とのこと。

変形性膝関節症は治ってないと思います。この時点で。一回の整体の施術で。

でも、痛みは無くなりました。

これって、変形性膝関節症と痛みは直接関係ないってことだと思うんです。

正座はまだ痛みがでるとのことだったのでエクササイズを教えて、

その日は終了しました。

 

2年ほど前の話です。

施術の間隔は徐々に伸ばし、月一度の歪みのケアをしています。

これまでには膝の痛みが出てしまうこともありましたが、

お孫さんを抱っこするときの姿勢、膝の使い方や、

犬の散歩での注意を守り今でも手術せずに過ごしています。

 

膝の痛みは歳のせいではなかったのです。

歳のせいなら、歳を重ねた2年分痛みが酷くなっているはずですから。

 

今日、本屋さんに行ったら膝の痛みを自分で治すための本が

たくさん置いてあって、いろいろな方法がありました。

ある本の著者の先生は9割は自分で治せると言ってます。

膝痛は、ほぼ、手術は必要ないように思いました。

数年前とは違います。きっと、自分に合った方法が見つかります。

 

カラー版 9割のひざの痛みは自分で治せる (中経の文庫)
 

 

私が施術を重点的に行った部位は足首と股関節周り、太ももの筋肉。

ここは、膝のケアにも適している部位です。

重心の位置、重心線が体の中心に戻ることを目標にすると良い結果になるでしょう。

 

読んでいただき ありがとうございます