qsokuの日記

役立ちそうなこと、楽しいこと、気になったこととか書いてます。

体の元気がなくなる歪みについて考えてみましょう

こんばんは。

 

体の調子を崩してしまう人には、調子を崩してしまう癖があります。

癖なものだから自分では意識していません。意識していないから厄介なんですね。

無意識にやっている癖が体を歪めてしまいます。

仕事柄、体が「なぜ」歪むか?をよく考えています。

重力・地球の自転の影響、テレビの位置、寝る時の姿勢までさまざまな「なぜ」の

答えがありますが、そもそも体が元気だったら調子のいい状態に自然と戻ります。

となると、体の元気が無くなる原因ってなんだろう?が、わかれば解決しそうです。

そこで原因を考えていましたが、これといった答えが出ませんでした。

なんで答えが出せないんだ?と何年も前から考えていました。

 

質問が悪かったのです。

原因の前に、体の元気がどういうことかハッキリわかっていなかったのです。

「体の元気」の定義をハッキリしておかないと、

それが無くなる原因にたどり着けません。

では、体の元気はどういう状態で出ているのか?

 

整体をやっているので、正體(せいたい・ただしい体)にするのを目標に施術します。

正體になれば、体から元気が出てきます。

でも、正體だけが僕の探している答えではありません。

施術をして体を正體に近づけても、

・数日で戻ってしまうことがある。

・一度で良くなる人にも、セルフケアのアドバイスを行う人と行わない人がいる。

・歪んでいるのに調子がよくなる人もいる。

確実に、正體になれば元気は出てきますが、多少歪んでいても体が順応していて

調子を崩すことなく元気に過ごしている人もいます。

体には多少の歪みでは健康を崩さないような許容範囲があって個人差が大きいのです。

なので、正體だけが答えではないのです。

 

正體の状態がなぜ健康にいいかと言えば、

・血行が良い

・神経を圧迫されることが無い

・筋肉の緊張が適切に保たれる

という条件を満たしやすい状態だからです。

 

この条件を追えば答えが見えてきそうです。

 

正體になり構造(筋骨格)が整っていれば機能がしっかりと働くわけです。

多少歪んでも元気に調子がいいということは、その歪みの中でも機能が働いてくれる

ということです。その人の基準内で正體になっているともいえます。

 

そして歪みが体調を崩してしまう時は、血行不良が考えられます。

神経が圧迫されるほどの歪みでは、必ず近くの血管も圧迫されますし、その神経が

支配している筋肉と影響を受ける別の筋肉も緊張が抜けなくなります。

筋肉が緊張すれば血管が圧迫されてしまい、神経の働きも筋肉の働きも落とします。

悪循環が生まれます。

と、なればどんな時も神経が圧迫されず、筋肉が緊張しないでいれば元気なわけです。

が、そんなことはできません。

なので、考えられることは筋肉が緊張してもすぐに緩めることができれば血行もさほど

悪くせずに済みます。

 

歪みは、無意識に行う「姿勢」「動き」によって刻まれていきます。

筋肉の性質で、15分以上同じ姿勢をしているとそれが楽な姿勢だと感じるように

なります。たとえ歪んでいても!

でも、すぐに体の元気が失われるわけでは無いんです。

体に元気があればその楽な姿勢も、歪んでいるならどこかしびれたりしたら

違う姿勢に変えて自然ともとの正體に戻そうとします。

伸びをしたくなったり脚を組んだりするのがいい例です。

そうなると、姿勢では無く「動き」に原因がありそうです。

 

昔はよく筋トレをしていました。正しいフォームもよくわからないままトレーニン

して、よくわからないけどストレッチして、思いもよらないところに筋肉がついたり

していました。

20年も前の話ですが。

筋トレしていると、負荷をかけていることが大切でストレッチが大切に思えなくなる

ことがあります。そしてストレッチをサボると思った以上の筋肉痛が起きたり、

間違えたフォームでやっているので頭痛になったりもしていました。

 

ストレッチを真面目に行わずに、腹筋を鍛えすぎると猫背になりやすくなります。

反復運動は体を歪めてしまう大きな要因になりますね。

 

ストレッチは大切だなぁなんて思いながら続けていました。数年前まで。

最近では、武術の体の使い方を取り入れているので筋トレのようなトレーニングは

していません。

武術の体の使い方は、どこか一か所を強めることがないんです。

例えば、腕の筋トレで追い込んでしまうと、必ず力の強い先輩には技がかからなく

なります。

腕の筋肉に力がこもってしまって、力が出せないんです。

ぐっと力が入ってしまい関節が固まってしまうのです。

これだと、武術の技を出す時に都合が悪いんですね。

技の時は動き続けているわけですから、止まれば技は死んでしまいます。

実践だったら自分が死んでしまいます。

緊張する状況でぐっと力を込めずに、動くとなると感覚的に脱力を意識します。

こちらが力を込めずに力を抜けば、力が出ていき力を出すことになる。

言葉遊びのようですが、実際に技の切れが変わります。

そして、この動かす時の脱力という感覚

・・・実際には必要最小限の力は入れてます・・・

がわかってからです。自分自身を正體にするのが簡単になったのが。

それまでは、体に不調を感じるまで自分の体の歪みにも鈍感で、それを直すのに

いくつものストレッチを行っていました。

(僕のホームページにストレッチはたくさん紹介してあります)

体の歪みに鈍感になってしまうのは(整体やってるのに)筋肉の緊張が当たり前に

なってしまうからだったんです。

筋トレならば、どこの筋肉を追い込んでいるかがわかるので対処の場所もわかりやすい

のですが、日常生活の動きは全て意識して行っているわけではありません。

仕事ともなると、同じ動きをひたすら反復していくわけです。

と、いうと日常動作に武術的な体の使い方を取り入れてみればいいかもしれません。

反復の動作で体は歪むということは想像できますが、必ず歪むわけでは無いはずです。

 

実際、秋口まで工場の夜勤でしばらくの間働きました。

(昼間は整体をやっているので寝不足になり風邪をこじらせ肺炎になって

辞めました。。はどうでもいい話ですが)

工場ではとにかく数を上げなければなりません。会社にもよりますが、

私が担当したところでは一日に7000個~10000個の部品を生産します。

半自動でしたが、7000回以上同じ動きを繰り返すわけです。

実験するにはうってつけでした。

立ち仕事で同じ動きを繰り返す。右に置いた素材を前の設備にセットする。

出来上がった製品は自動で払い出し。

右手で素材をとって、左手に持ちかえる時セットする向きに直して左手でセットする。

同じ方向だけの動き。歪むわぁ~。普通にやってたら。

極力脱力。重心。足の裏の感覚。肩甲骨。頭の位置を意識してなるべく疲れない体の

位置を探しながら行いました。

自分に最適なポジションを見つけるまでに一週間近くかかりましたが、脱力を意識

しながら作業をしていたお蔭で歪みらしい歪みは残らずに毎日快適に過ごしました。

明け方は眠くなりましたが、朝日が昇ると目も冴えて元気が復活しました。

睡眠時間の少ないときは30分の睡眠で昼間の仕事をして、

夜勤の前に30分睡眠をするだけの時もありました。

それでも、体からは元気が出てきて仕事中は体がよく動きました。

自分に合った適切なポジショニングと、作業中の脱力を意識した動きで、

仕事が終われば、体は正體に戻りました。

最初の頃は疲れがたまりましたが、体を伸ばしたくなるので自然とストレッチをする

べきところもわかりました。このストレッチで、歪みが癖づかず元気が保てました。

 

お~。同じ動きの反復動作でも、脱力を意識して筋肉に緊張を残さないように動ければ

体に歪みが癖づかないぞ♪♪

 

体を動かすとは、筋肉の緊張です。日常動作であれば、ほぼ意識せずに動けますから

反復した動きになると無意識のうちに筋肉に緊張が残ってしまうのがよくわかりまし

た。

 

なので、意識して脱力を心掛けると必要なところにだけ力が入り他は緊張が抜けます。

無意識のうちに筋肉に緊張が入り続けることを防止できれば体は歪みません。

 

体が歪まなければ、体の元気は失われずに済みます。

 

でも、調子づいて短時間睡眠は良くありませんでした。

免疫力がガタ落ちです。

風邪をひいて・・・家族が風邪をひいてしまい辛そうだったので背中を施術してあげた

翌日から・・・いつもならビタミンドリンクに市販の風邪薬でケロッとよくなるところ

まったく変わらず、数日かけてどんどん悪くなりました。

それでも昼も夜も働いていたら、咳が止まらず立っているのも辛くなり、夜勤を

早退するほど状態は悪くなりました。

良くなる気配が全くないので病院で検査をしたら肺炎になってました。

 

オーバーワークで体調を崩してしまったら意味がありません。

・・・正體の無駄使いです。整体やってる身でありながら。

 

まぁ、前向きに捉えれば、かなり極限な状態でも正體ならば、いつもと変わらない

動きはできるとわかりました。

ただし、睡眠などの生きる上で外せない大切なことはしっかりしておくことが前提

です。当たり前ですが。

 

歪みによって元気は無くなります。

脱力を意識した動きによって、歪みは許容範囲内におさまり元気に過ごせました。

 

そして、睡眠や食事は健康にも正體にとっても大切です。

睡眠や食事をちゃんとすれば、正體がしっかり活かせます。

 

感覚を掴むのは難しいかもしれませんが、脱力を意識してみてください。

 

ちなみに、睡眠時間は5時間を切ると血液の浄化ができなくなるようなので、最低でも

睡眠時間は5時間以上とれるといいです。

 

本日も、超長文読んでいただきありがとうございます。